2014年02月28日
読書感想文 特選の紹介
枕崎市立図書館 読書感想文集 第32集
平成25年度 感想文コンクール 高校の部 特選
『食べることは生きること』 枕崎高等学校 1年 M・I さん
私の通っていた中学校では,平成25年度から「弁当の日」という日を実施した。その頃,私は中学3年生だったが,なぜそういった取り組みをするのか理解できなかった。
しかし,今,食のありがたさを実感できているのは,「弁当の日」のおかげである。今回,私が読んだ『はなちゃんのみそ汁』は,改めて食について考えさせられる本だ。
2003年2月20日。乳がん患者の安武千恵さんのもとに,一つの小さな命が誕生した。名前は「はな」と名づけた。誰からも愛され,人を癒し,優しい女性に育ってほしいからだ。これからは,旦那さんである信吾さんを含め,3人で生活していくことになる。しかし,乳がん患者である千恵さんには,家族と過ごせる時間に,タイムリミットがあった。
そんな千恵さんは,自分がいつなくなってもいいように,幼い娘,はなちゃんに包丁を持たせ,家事を教えた。ほかにも,洗濯の仕方,そうじの仕方など生きる力が身につくように教えた。
現在,はなちゃんは朝,信吾さんと2人でかならずみそ汁を作る。それは,千恵さんが亡くなったときから続けている。食事をしっかりととれば健康でいられる。健康でいられれば,生きていける。みそ汁を作るのは,はなちゃんと千恵さんの約束だ。温かい食卓を囲めば,「自分は1人ではない」と実感できるだろう。
この本に,もっと早く出会っていれば,私の「弁当の日」に対する姿勢が少しでも変わっていただろう。
第1回目の感想は,「めんどうくさい。」の一言だ。ただでさえ早起きが苦手なのに,それプラス弁当つくりだ。私には地獄だった。前日に,
「めんどうくさいから作って。」
と母に頼んだ。「弁当の日」は,自分一人の力で弁当を作るのだ。もちろん,買い出しから後片付けまで。それを知っていた母は,こう言った。
「実際に作らないと,作る人の気持ち,大変さはわからない。」
その時は,なんとも思わなかった。しかし,弁当を作り終えた頃には,大変さと食のありがたさを知ることができた。だから,私は,母の作る料理を残さず食べるようになった。
食に対する意識が変わったのは私だけではなかった。「弁当の日」を知らなかった兄だ。
弁当の日をうけてから,私は母の料理の手伝いを始めた。その光景を見ていたのだろうか。私の中学校卒業式三日前に,母が体調をくずし入院した。一週間入院だそうだ。もちろん卒業式には出席できない。卒業式の朝は白ご飯に納豆でもかけて食べようと考えていた。
朝,6時に起きてキッチンに行くと,そこには,兄の姿があった。私の目の前に置かれた皿には,形の悪い目玉焼きが準備されていた。私のために作ってくれたのだと言う。卒業式よりも先に泣いてしまった。本にもあったように,食を変えれば人が変わるとはこのことだと思った。誰かのために食事を作れば思いやりがあふれると実感した。
涙が出てくるほど感動した本は,久しぶりだった。きっと一生私の心の中に残っているだろう。「食は命」の言葉が頭から離れない。命とはなにか,家族とはなにか,食とはなにか。大切なことを改めて考えさせてくれる本だった。ぜひ一度で良いから読んでもらいたい。きっと,親は子供を抱きしめてあげたくなるだろう。子供は親の顔を浮かべ温もりを感じるだろう。
書名:はなちゃんのみそ汁
著者:安武信吾・千恵・はな
出版社:文藝春秋

2012年6月3日 枕崎中 第1回弁当の日に
M・I さん が作った弁当です
了承をもらい文と画像を紹介しました。
ご協力いただいた「枕崎高校」と「枕崎市立図書館」にもお礼申し上げます。
平成25年度 感想文コンクール 高校の部 特選
『食べることは生きること』 枕崎高等学校 1年 M・I さん
私の通っていた中学校では,平成25年度から「弁当の日」という日を実施した。その頃,私は中学3年生だったが,なぜそういった取り組みをするのか理解できなかった。
しかし,今,食のありがたさを実感できているのは,「弁当の日」のおかげである。今回,私が読んだ『はなちゃんのみそ汁』は,改めて食について考えさせられる本だ。
2003年2月20日。乳がん患者の安武千恵さんのもとに,一つの小さな命が誕生した。名前は「はな」と名づけた。誰からも愛され,人を癒し,優しい女性に育ってほしいからだ。これからは,旦那さんである信吾さんを含め,3人で生活していくことになる。しかし,乳がん患者である千恵さんには,家族と過ごせる時間に,タイムリミットがあった。
そんな千恵さんは,自分がいつなくなってもいいように,幼い娘,はなちゃんに包丁を持たせ,家事を教えた。ほかにも,洗濯の仕方,そうじの仕方など生きる力が身につくように教えた。
現在,はなちゃんは朝,信吾さんと2人でかならずみそ汁を作る。それは,千恵さんが亡くなったときから続けている。食事をしっかりととれば健康でいられる。健康でいられれば,生きていける。みそ汁を作るのは,はなちゃんと千恵さんの約束だ。温かい食卓を囲めば,「自分は1人ではない」と実感できるだろう。
この本に,もっと早く出会っていれば,私の「弁当の日」に対する姿勢が少しでも変わっていただろう。
第1回目の感想は,「めんどうくさい。」の一言だ。ただでさえ早起きが苦手なのに,それプラス弁当つくりだ。私には地獄だった。前日に,
「めんどうくさいから作って。」
と母に頼んだ。「弁当の日」は,自分一人の力で弁当を作るのだ。もちろん,買い出しから後片付けまで。それを知っていた母は,こう言った。
「実際に作らないと,作る人の気持ち,大変さはわからない。」
その時は,なんとも思わなかった。しかし,弁当を作り終えた頃には,大変さと食のありがたさを知ることができた。だから,私は,母の作る料理を残さず食べるようになった。
食に対する意識が変わったのは私だけではなかった。「弁当の日」を知らなかった兄だ。
弁当の日をうけてから,私は母の料理の手伝いを始めた。その光景を見ていたのだろうか。私の中学校卒業式三日前に,母が体調をくずし入院した。一週間入院だそうだ。もちろん卒業式には出席できない。卒業式の朝は白ご飯に納豆でもかけて食べようと考えていた。
朝,6時に起きてキッチンに行くと,そこには,兄の姿があった。私の目の前に置かれた皿には,形の悪い目玉焼きが準備されていた。私のために作ってくれたのだと言う。卒業式よりも先に泣いてしまった。本にもあったように,食を変えれば人が変わるとはこのことだと思った。誰かのために食事を作れば思いやりがあふれると実感した。
涙が出てくるほど感動した本は,久しぶりだった。きっと一生私の心の中に残っているだろう。「食は命」の言葉が頭から離れない。命とはなにか,家族とはなにか,食とはなにか。大切なことを改めて考えさせてくれる本だった。ぜひ一度で良いから読んでもらいたい。きっと,親は子供を抱きしめてあげたくなるだろう。子供は親の顔を浮かべ温もりを感じるだろう。
書名:はなちゃんのみそ汁
著者:安武信吾・千恵・はな
出版社:文藝春秋

2012年6月3日 枕崎中 第1回弁当の日に
M・I さん が作った弁当です
了承をもらい文と画像を紹介しました。
ご協力いただいた「枕崎高校」と「枕崎市立図書館」にもお礼申し上げます。
2014年02月16日
1年生の弁当

弁当箱に入らなかった残ったおかずを朝食として食べた。

弁当の日は大変良くできていないなと思い,次はやりたいです。5時に起きて作っていました。

卵焼きを作ろうと思って作ったが,焦げてしまい,お母さんが作ったのを入れた。次,もう1回卵焼きにチャレンジしたい。

毎回母とどんだけ冷凍食品を手作りに見せるか,という実験・試行をしております。

新しい簡単な料理をお母さんが教えてくれた。

今回は,半分くらい弁当を作る事ができた。

オムライスを母に作ってあげた。

寝ぼけていて,ご飯にふりかけをかけ過ぎた。

今日作った骨付き肉が大きかった。なので,今度は今回の半分の大きさにして持って行きたい。

今日は,すき焼きということで,作り方を教えてもらいながらした。

とても上手く出来たと思う。また,母にも作ってあげました。美味しいかは判りませんが,頑張って作りました。弁当作りがもっと増えたら良いと思います。

卵焼きの作り方や,いろんな具のレパートリーが増えて良かったです。今度作る時は,完璧弁当を作りたいです。


寝坊して,起きたら親がほとんど作ってくれていた。

今度は,全部自分で作りたいです!
今回は,1年生の弁当画像と,ひと言感想を並べてみました。
次回は,2年生を紹介します。
2014年02月15日
今年度最後の”弁当の日”
2月13日(木)
この日,登校してくる生徒の顔は自信と達成感を溢れさせ,にこにこ顔です。
自分で全部つくった人も,少ししか出来なかった人も,寝坊して全然作れなかった人も,弁当開きを楽しみにしているようです。
感想を読むと,そんな気持ちが正直に綴られています。
私が一番嬉しく感じたのは,出来なかった事を正直に公表して,次の決意を示してくれている人が多いことです。
これは,心が開かれていないとできません。
うそや誤魔化しのない,正直な生活を送れる素晴らしさを感じます。
枕崎中学校の生徒は,本当にすごいです。
それを支えている先生たちもすごいです。
2年生が,弁当を持って校長室に来てくれました。
男子生徒の弁当は,やや豪快さを感じさせる物もあります。

女子生徒の弁当は,華やかさを感じさせます。

どの弁当にも,それぞれのドラマがあるはずです。
そのドラマの中で,生徒の心は成長するのだと思います。
いつもキャラ弁を作ってくれる先生も弁当を持って来てくれました。

なかなか手こずったと話す先生は,なんだかとても嬉しそうです。
きっと,生徒が見たらどんなリアクションをするか楽しみなんでしょう。
私の弁当は,いつもの感じです。

徳之島でひらめいた「菜の花おひたし弁当」と最近はまっている「鶏肉塩糀焼き」を合わせました。
なんだか,変わり映えしませんが…。
今回も,忘れた人用に余分に持って行ったのですが,なんと今回は一個も出ませんでした。
せっかく持って来たのに,誰も食べてくれる人がいないのは少し寂しくもありましたが,我が家の夕食に登場し,息子に食べてもらいました。
今,生徒の感想を集計中です。
感想など近日アップする予定ですので,お楽しみに。
この日,登校してくる生徒の顔は自信と達成感を溢れさせ,にこにこ顔です。
自分で全部つくった人も,少ししか出来なかった人も,寝坊して全然作れなかった人も,弁当開きを楽しみにしているようです。
感想を読むと,そんな気持ちが正直に綴られています。
私が一番嬉しく感じたのは,出来なかった事を正直に公表して,次の決意を示してくれている人が多いことです。
これは,心が開かれていないとできません。
うそや誤魔化しのない,正直な生活を送れる素晴らしさを感じます。
枕崎中学校の生徒は,本当にすごいです。
それを支えている先生たちもすごいです。
2年生が,弁当を持って校長室に来てくれました。
男子生徒の弁当は,やや豪快さを感じさせる物もあります。

女子生徒の弁当は,華やかさを感じさせます。

どの弁当にも,それぞれのドラマがあるはずです。
そのドラマの中で,生徒の心は成長するのだと思います。
いつもキャラ弁を作ってくれる先生も弁当を持って来てくれました。

なかなか手こずったと話す先生は,なんだかとても嬉しそうです。
きっと,生徒が見たらどんなリアクションをするか楽しみなんでしょう。
私の弁当は,いつもの感じです。

徳之島でひらめいた「菜の花おひたし弁当」と最近はまっている「鶏肉塩糀焼き」を合わせました。
なんだか,変わり映えしませんが…。
今回も,忘れた人用に余分に持って行ったのですが,なんと今回は一個も出ませんでした。
せっかく持って来たのに,誰も食べてくれる人がいないのは少し寂しくもありましたが,我が家の夕食に登場し,息子に食べてもらいました。
今,生徒の感想を集計中です。
感想など近日アップする予定ですので,お楽しみに。
2013年12月16日
第36代 木村庄之助 講演会

枕崎中学校を約50年前に卒業し,(卒業式を待てず,全校生徒による壮行会を行って出発されたそうです。)相撲界最高位の行司に登り詰めた『山崎敏廣さん』が講演をしてくださいました。

演題 夢に羽ばたけ! というタイトルで,約40分のお話しと,生徒からの質問に応えるお話しで,またたく間に時間が過ぎてしまいました。
中には,「行司の様子を見せて欲しい。」という生徒もいてびっくりしました。
しかし,さすが木村庄之助さんです,落ち着いて「では,こんなのを見せてあげましょう。」と言って実演してくださいました
↓動画です
http://youtu.be/Ubk15OVivsM
もっともっと,質問をしたいと手を挙げていた生徒もいたのですが,最後の質問に私から
有名なエピソードで
山崎さんが控え行司として土俵の下にいた時,先輩行司の袴が破れて土俵から降りてしまった時,すかさず山崎さんが駆け上がり勝敗を告げる「勝ち名乗り」をあげたそうですが,その時の様子を教えて頂きたいです。
頭の中では,何を考えておられたのでしょう…。
と,お聞きしました。

講演会の終わりに,全校生徒と一緒に校歌を歌ってもらいました。
「1番しか覚えていない。」と言いながらも,しっかり歌ってくださいました。
講演会の様子を,KKB鹿児島放送のスタッフが取材し,山崎さんの番組を作るそうです。
アナウンサーの中西可奈さんが,山崎さんにインタビューしておられました。
放送は来年2月の予定だそうです。
講演会の前に,校長室に来られたスタッフと中西アナが,弁当の日のスライドショーに興味を持ってくださいました。
次回の弁当の日が2月13日だと説明すると,取材に来たいとのお申し出を頂きました。
ひょっとしたら,次回の弁当の日は,スーパーJチャンネルの取材を受けることになるかも知れません!!
2013年12月02日
今日は弁当の日

今朝は,4時40分頃起床しました。
忘れた人用に4個
自分用と家族用各1個
全部で6個作りました
順調に出来たと思って,時計を見るともう校門で登校指導をしないといけない時間です。
大急ぎで朝ご飯済ませて出かけると,PTAのあいさつ運動をされています。
とても恥ずかしい気持ちで出勤しました。
登校時に,二つの弁当包みを持って来た2年生の男の子がいました。

校門前で,登校指導をしている私の所に来て「先生の弁当を持って来ました。どこに置けばいいですか。」と言います。
前回の「弁当の日」に,弁当を作るのを忘れていて,私の弁当を食べた人です。
弁当箱を返しに来た時,「美味しかったです。ありがとうございました。次は,お礼に先生の弁当を僕が作ってきます。」とあいさつをして帰って行ったのを思い出しました。
出来不出来よりも,彼なりに頑張ってくれたことが嬉しかったです。
写真を撮るために手に持つと,まだあたたかく,登校間際に作った感じです。
蓋を開けると,何とも言えないとても良いにおいがします。
彼のチョイスでしょうか,枕崎鰹節のハンカチに包んであるのが,誇らしさを感じさせます。
心があたたかい物で満たされたような,とてもいい気持ちになりました。
お昼に,学級をのぞきに行くのがとても楽しみです。
今日も,たくさんの弁当ドラマが産まれています。
2013年11月20日
「弁当の日」は「生きる力」を育む
保護者意見の中に,「安くて美味しい給食をやめてまでする意味があるのですか?」という問いかけがありました。
枕崎市の学校給食は様々な点において優れています。
県を代表して,全国大会にも出場しました。
細やかな情報交換と,早い対応はスタッフの情熱を感じさせます。
しかも,2年連続で給食費は全学校で完納です。
そんな枕崎市だからこそ,「弁当の日」は必要だと思います。
去年,弁当の日を実施して,残食量は大幅に減少しました。
今年の1学期,さらに残食量は減少しました。
先日行われた”残食量調査”では,わずかながら増加していました。
はじめて弁当の日を実施した時の感動が薄らいできているのかも知れません。
美味しい給食だからこそ,作っていただいた感謝や,食べられる幸せへの感謝や,命をいただく感謝を忘れないために,弁当の日は必要なのです。
ある保護者の意見に,「買い出しに子どもが行って,いつもより余計な食費がかかる。」というものがありました。
確かに,日々の食費を管理する立場からすれば,100円でも10円でも安いものを求めているのにと感じられることでしょう。
そこで,「余計な食費」とは何か,考えてみましょう。

このポスターは,西日本新聞の連載・食卓の向こう側シリーズ第12部「価格の向こう側」の内容をもとに、九州大学の先生「佐藤剛史さん」が学生たちとつくりあげたものです。
コンビニで,1個100円のおにぎりは「安く」感じます。
しかし,自分で炊けば米代は茶わん一杯で約30円です。
30円は,
缶コーヒーでは3分の1
カップラーメンは半分以下
プリンはスプーン1杯
チョコはひとかけら…。
自炊ができずに「買う事しかできない」人になると,とても「余計な」食費がかかるのです。
果たして,子どもたちを台所に立たせることは高くつくのでしょうか?
作ることを楽しいと感じて,
家族のために作りたいと思う人に成長するチャンスを与えることは,
その子やその子の将来の家族を救う「生きる力」を育むことではないでしょうか?
枕崎市の学校給食は様々な点において優れています。
県を代表して,全国大会にも出場しました。
細やかな情報交換と,早い対応はスタッフの情熱を感じさせます。
しかも,2年連続で給食費は全学校で完納です。
そんな枕崎市だからこそ,「弁当の日」は必要だと思います。
去年,弁当の日を実施して,残食量は大幅に減少しました。
今年の1学期,さらに残食量は減少しました。
先日行われた”残食量調査”では,わずかながら増加していました。
はじめて弁当の日を実施した時の感動が薄らいできているのかも知れません。
美味しい給食だからこそ,作っていただいた感謝や,食べられる幸せへの感謝や,命をいただく感謝を忘れないために,弁当の日は必要なのです。
ある保護者の意見に,「買い出しに子どもが行って,いつもより余計な食費がかかる。」というものがありました。
確かに,日々の食費を管理する立場からすれば,100円でも10円でも安いものを求めているのにと感じられることでしょう。
そこで,「余計な食費」とは何か,考えてみましょう。

このポスターは,西日本新聞の連載・食卓の向こう側シリーズ第12部「価格の向こう側」の内容をもとに、九州大学の先生「佐藤剛史さん」が学生たちとつくりあげたものです。
コンビニで,1個100円のおにぎりは「安く」感じます。
しかし,自分で炊けば米代は茶わん一杯で約30円です。
30円は,
缶コーヒーでは3分の1
カップラーメンは半分以下
プリンはスプーン1杯
チョコはひとかけら…。
自炊ができずに「買う事しかできない」人になると,とても「余計な」食費がかかるのです。
果たして,子どもたちを台所に立たせることは高くつくのでしょうか?
作ることを楽しいと感じて,
家族のために作りたいと思う人に成長するチャンスを与えることは,
その子やその子の将来の家族を救う「生きる力」を育むことではないでしょうか?
2013年10月31日
内田美智子先生来校
11月6日(金)
枕崎中学校に
福岡県行橋市の助産師
内田美智子先生が来られます
11時から12時半まで
全校生徒を対象に90分の講演です
お近くの方でも
遠くの方でも
お時間のある方はおいでください
※機材のセッティングが整い次第初めて頂き,少しで長くたくさん話して頂きたいと思っていますので,少し早めにおいでくださるといいと思います。
※体育館では,パイプイスにすわっていただくように準備をしています。

枕崎中学校に
福岡県行橋市の助産師
内田美智子先生が来られます
11時から12時半まで
全校生徒を対象に90分の講演です
お近くの方でも
遠くの方でも
お時間のある方はおいでください
※機材のセッティングが整い次第初めて頂き,少しで長くたくさん話して頂きたいと思っていますので,少し早めにおいでくださるといいと思います。
※体育館では,パイプイスにすわっていただくように準備をしています。

2013年10月30日
MBCラジオ出演
10月27日(日曜日)
MBCラジオ ふるさとニュース日曜版に,電話取材で「校区レポーター」として”枕崎中 弁当の日”について話しました。
この番組は,今秋から始まったもので,各小学校や地域行事などを生放送で紹介すると聞きました。
5分という短い時間の中で,思ったほどは話せませんでしたが,県下に弁当の日についてお知らせする事が出来た気がします。
ラジオの様子を聞きながら,9月27日の弁当画像を見てみてください
※しばらくしたら,削除するかも知れません。ご了承ください。
MBCラジオ ふるさとニュース日曜版に,電話取材で「校区レポーター」として”枕崎中 弁当の日”について話しました。
この番組は,今秋から始まったもので,各小学校や地域行事などを生放送で紹介すると聞きました。
5分という短い時間の中で,思ったほどは話せませんでしたが,県下に弁当の日についてお知らせする事が出来た気がします。
ラジオの様子を聞きながら,9月27日の弁当画像を見てみてください
※しばらくしたら,削除するかも知れません。ご了承ください。
2013年10月02日
3年の弁当 2

自分で弁当を作る事ができて,とても達成感があった。
かつとじを作る時に,とっても朝早くて大変だったけど,しっかりとできた。

生姜焼きを1人で作れるようになった。

お母さんが毎朝作っている弁当の大変さが分かるような気がしました。
私は,眠すぎて,目もしっかり開けられないままだったけど,
1人で作る事ができて,とても嬉しく思いました。

母と一緒に作ってみて,いろいろな料理のコツや,
野菜を利用していかにヘルシー弁当にするか,すごく悩みました。
母の気持ちがすごく分かった気がしました。
とても,楽しく作れたので本当に良かったです。
良い経験になりました。

蜂蜜が高かった。
朝起きるのが辛かった。
やって良かった。
みんなの弁当が美味しそうだった!!
美味しかった。

エビフライを作ったのですが,エビが冷凍で,解凍されていなくて,
使うのは2匹なのに10匹ついてきてしまいました。
それを,離すのに苦労しました(笑)。
一気に目が覚めました。
結局,うまく作れたので良かったです。
次は,エビフライ以外のものを作ろうと思います。

いつもは結構母に任せていたけど,
今回は自分で作ってみた。
自分で作ったら,
自分の好きな盛りつけとかできるから,
文句も言わずに済んだ。

『ヘルシー弁当』っていうテーマがあって,すごくやりにくかった。
野菜もすごく高くて,やっぱり家にあるものでと言うわけにはいかなかった。

オムライスのタマゴをするのが難しかった。

今回はぶりの照り焼き・炊き込みご飯など,初めて作った。
少し,レシピが増えてうれしかった。
卵焼きは,いつもより上手くできた。
みんなの頑張りには
本当に頭が下がります。
苦労したのが良く分かるものや
きっと,家族に手伝ってもらったろうなぁと思えるものや
様々です。
どれも,頑張った足跡の一つひとつです
この一つひとつが成長の証なんだと思います。
2013年10月01日
3年の弁当

早起きして弁当を作らないといけないので,早寝早起きが自然とできていた。

弁当の日を通して,私は親との会話が増えた!!!少し,手巻きが難しかったけど,次回も頑張りたいです。


寝坊して,お母さんに怒られながら卵焼きしか作れなかった。寝ぼけて焦がしてしまった。


今回は,少しは作れたので良かったです。

自分で弁当を作る事ができて,とても達成感があった。かつとじを作る時に,とっても朝早くて大変だったけど,しっかりとできた。

お母さんが毎朝作っている弁当の大変さが分かるような気がしました。私は,眠すぎて,目もしっかり開けられないままだったけど,1人で作る事ができて,とても嬉しく思いました。
みんな,本当によく頑張っています。
3年生にとって,6回目の弁当の日です。
技術も確実に向上しています。
繰り返す事で成長するものなのですね。

このグラフは,どれくらい自分で作れたかに答えた状況です。
1 全部じぶんでやった
2 3分の2くらい自分でやった
3 半分くらい自分でやった
4 3分の1くらい自分でやった
5 全然じぶんではできなかった
32パーセントの人が「自分で全部やったよ。」と言い
16パーセントの人が正直に出来なかった事を書いています。
全て自分一人でやり遂げる完璧弁当を目指すように言っているのだから
一人で作れたという人の数が多いのはうれしいです
しかし,正直に今回はダメだった
寝坊した
頭痛がして大変だった
体が疲れていた
完全に忘れていた…等
正直に答えられる心は開いている
と思います。
「今回はダメだったけど,次回は頑張ります。」と言うコメントを読みながら
「僕も頑張るからね!」と答えました。
感謝を学ぶ弁当の日
今回も,弁当の数だけドラマがあり
多くの気づきや学びがあったようです
第2回弁当の日 大成功でした
2013年09月27日
今日は弁当の日
元気な3年生が
校長室に弁当を見せにやってきました
自分でつくった弁当を持って
ニコニコしています
とてもステキな3年生です



それを見た1年生の担任している男先生
急いで自分弁当を持って来ました

あざやかなキャラ弁
参りました
私の弁当は,今日のテーマがヘルシー弁当なので
少なめの量でつくってみました

12時半頃から弁当開きです
各学級をのぞいて回るのが楽しみです
校長室に弁当を見せにやってきました
自分でつくった弁当を持って
ニコニコしています
とてもステキな3年生です



それを見た1年生の担任している男先生
急いで自分弁当を持って来ました

あざやかなキャラ弁
参りました
私の弁当は,今日のテーマがヘルシー弁当なので
少なめの量でつくってみました

12時半頃から弁当開きです
各学級をのぞいて回るのが楽しみです
2013年07月28日
3年生の弁当③





このグラフは,「弁当の日」の実施によって,会話は増えたと思いますか?という問いに対する保護者の回答です。
1 会話が増えた
2 どちらかと言えば増えた
3 あまり増えていない
4 全然増えていない
約8割近くの保護者が,弁当の日によって会話が増えたと言えると答えてくださっています。
子どもとのつきあい方に悩むお母さんが「いつもよりスムーズに会話が出来るようになって,とても助かりました。」との感想も寄せてくださいました。
子どもが弁当を作る体験を通して学ぶことはとても多い
しかし,それを見ている親が学ぶことも多い
様々な効能を秘めた「弁当の日」なんですね
2013年07月07日
3年生の弁当②







今回は,女子の弁当です。
さすが3年生,綺麗ですね~
色々な工夫や努力がドラマとなって
それぞれの家庭で宝物の光を放ったことでしょう
この体験がみんなの心と体に
大きな栄養となって残るはず
そしてみんなが成長していくのです
2013年07月06日
3年生の弁当①







今回は3年男子の弁当を紹介しました
5回目となる弁当の日
男子もよく頑張っています
ボリュームたっぷりの弁当が男の子らしさを感じさせますね
2013年07月04日
2年生の弁当②












このグラフは,お子さんがどの程度自分で作れたかをたずねたものです。
1 全部自分で作った(31%)
2 3分の2くらい自分でつくった(23%)
3 半分くらい作った(16%)
4 3分の1くらい自分で作った(14%)
5 全く自分では出来なかった(16%)
自分でほとんど作った人が30%いることは,生徒の中にも保護者の中にも「弁当の日」が正しく理解され,定着してきている証拠だと思います。
保護者感想より
朝,起こされることなく自分で起きて,米研ぎからはじめていました。ふだん料理は良くしているので,冷蔵庫の食料を使って自由にさせました。彩りも考えながら作っていました。いなり寿司を作り,その酢飯を自分で作り方を見て合わせ酢を作り酢飯にしたようです。最後の後片付けまで,ちゃんとやっていました。回を重ねるごとに,本人にも慣れが出てきているようで,楽しく作っていました。これからも,ずっと続けてほしいです。
弁当作りをするようになってから,弁当の日だけでなく,日頃の食事の手伝いや調理など手伝ってくれる事が多くなって助かります。ありがたいです。
前回の失敗が成功になりました。(おかず)親子で喜びました。いろいろ調べたりして,挑戦して良かった。
「お弁当の日」2年目の成長は,自分でこしらえるのが当たり前になったこと。あるもので作れるようになったこと。前より短時間で作れるようになったこと。言われずとも片付けまでやるようになったこと。メニュー決めはまだ母の役目です。
子どもとともに,親も食の大切さを学んでいます。
2013年06月28日
2年生の弁当 ①














「弁当の日」保護者感想集計より

弁当の日は良かった 46%
どちらかと言えば良かった 45%
どちらかと言えば良くなかった 8%
弁当の日は良くなかった 1%
この結果より,90%以上の保護者が「弁当の日」の取り組みを『概ね良かった』と思っていてくださるようです。
感想文の中にも,この取り組みをずっと続けて欲しいとか,枕崎市全体で取り組んで欲しいといったご意見も多数いただきました。
しかし,中には『「おたくでは,子どもが自分で弁当作る~?」と聞いたら「まさかー!!」そういう会話を多数聞きました。」』とのご意見もありました。
子どもがやる気にならないからダメだとおっしゃる方もいます。
しかし,子どものやる気を育てる手立てをとらないと,自然発生的にやる気は出てきません。
「弁当の日」をはじめたら,家の中が明るくなったとおっしゃる方もいます。
その素地を作られたのは保護者で,そのような育て方を,家族のあり方を作り出されてきたのは保護者の努力です。
今は完璧にできなくても,今できる事をコツコツ続ける事で,調理の技術はもちろん,日常生活の中で親の手伝いをする事が当たり前に思える心が育ちます。
そうすると,親も楽になると共に,子に感謝する場面が産まれ,子は親に感謝する場面が産まれ,家庭に平和の循環が生まれてきます。
「弁当の日」を続ける事で,『子育ては楽しい』と保護者の皆様に感じてもらえたらいいなと思っています。
2013年06月23日
1年生の弁当③



















彼らが小学6年生の時に,入学説明会でだいぶ時間をかけて説明し,先輩中学生の弁当画像をスライドショーで見せました。
その影響でしょうか,初めての「弁当の日」を,楽しみにしていてくれた人も多かったようです。
お母さんと一緒に弁当つくりをしたのが楽しかった人や,弁当箱に詰める作業しか出来なかった人や,色々な状態で弁当つくりに挑んでくれました。
今あるもので,今できることをやり通し,最善を尽くす学習。
見栄えは悪くても,自分が頑張った足跡に誇らしさを感じる人は,自分に自信を持って前進できる人です。
お母さんに手伝ってもらった人も,ほとんど保護者にやってもらった人も,友人の”自分で作った弁当”を見て,「次はやってみよう…。」という気持ちになってくれれば,それでいいのです。
食材の準備から片付けまでの,全てを一人でやり通すことが出来た「完璧弁当」が作れた人はえらいです。
しかし,「次は,自分でやってみようかな…。」って思った人も偉いと思います。
新しい自分に挑戦する勇気を持てたのですから。

それぞれの力や状況に応じた学習
それが,子どもが作る「弁当の日」です。
2013年06月15日
1年生の弁当②







今回は,初めての「弁当の日」を迎えた1年生の男子を紹介しました。
みんな,それぞれの力で,出来ることを精一杯頑張って作ってくれたようです。
『弁当の数だけ,ドラマがある』
一つひとつの弁当が,そのドラマの証です。
これからも,このドラマは続きます。


ちなみに,こちらは5回目の「弁当の日」を迎えた”先生”の弁当です。
初回は,スパーマリオでした。
男性の先生が,楽しそうに弁当の話をしてくださっている姿が思い浮かびます。
2013年06月11日
1年生の弁当①
1年生男子の弁当です





みんなよく頑張っていますね
色々なドラマがあったことでしょう
ここからは女子の弁当です




女子は,可愛い感じの弁当が多くなります
彩(イロド)りなどにも気配りが感じられます
まだまだ,写真の整理が追いついていませんが,ボチボチ更新していきます





みんなよく頑張っていますね
色々なドラマがあったことでしょう
ここからは女子の弁当です




女子は,可愛い感じの弁当が多くなります
彩(イロド)りなどにも気配りが感じられます
まだまだ,写真の整理が追いついていませんが,ボチボチ更新していきます
2013年06月08日
教育講演会6/2
6月2日
日曜参観
教育講演会
弁当の日
三大イベント大集合でした
今回は、その中の教育講演会の様子をお伝えします

『 食卓の向こう側 ~想像してみよう、6年後の自分~ 』と題して
西日本新聞社 編集員
佐藤 弘 先生においでいただきました

佐藤先生の、軽妙な語り口に
生徒も先生も保護者たちも地域の人も
楽しく話を聞けました

保護者はもちろん地域の方もたくさんです

生徒を代表して、1年生の男子がとてもいい味をだしてくれて
楽しい講演会になりました

その後は、弁当の日の様子を佐藤先生にもご覧いただきました
見てくださいこの笑顔 素敵です
生徒の頑張った姿に喜びを感じていただけたようでした

昼食にいただいた
枕崎名物の ”鰹 船人飯 (カツオ フナドメシ)”

みなさんガッついています
佐藤さんのお隣はこの後の”究極の出汁講習会”講師
そのお隣の女性陣は、講師の佐藤先生を鹿児島からお連れいただいた「特別接待係り」のお二人です

最後は水産加工業組合で『究極の出汁講習会』です
講師の出汁に対する熱い思いに胸打たれる参加者でした
しかし、鰹節の削り方から出汁のとり方まで、本当に奥が深いものです
本命の、生徒が作った弁当のご披露は近日公開予定です
しばらくお待ちください
日曜参観
教育講演会
弁当の日
三大イベント大集合でした
今回は、その中の教育講演会の様子をお伝えします

『 食卓の向こう側 ~想像してみよう、6年後の自分~ 』と題して
西日本新聞社 編集員
佐藤 弘 先生においでいただきました

佐藤先生の、軽妙な語り口に
生徒も先生も保護者たちも地域の人も
楽しく話を聞けました

保護者はもちろん地域の方もたくさんです

生徒を代表して、1年生の男子がとてもいい味をだしてくれて
楽しい講演会になりました

その後は、弁当の日の様子を佐藤先生にもご覧いただきました
見てくださいこの笑顔 素敵です
生徒の頑張った姿に喜びを感じていただけたようでした

昼食にいただいた
枕崎名物の ”鰹 船人飯 (カツオ フナドメシ)”

みなさんガッついています
佐藤さんのお隣はこの後の”究極の出汁講習会”講師
そのお隣の女性陣は、講師の佐藤先生を鹿児島からお連れいただいた「特別接待係り」のお二人です

最後は水産加工業組合で『究極の出汁講習会』です
講師の出汁に対する熱い思いに胸打たれる参加者でした
しかし、鰹節の削り方から出汁のとり方まで、本当に奥が深いものです
本命の、生徒が作った弁当のご披露は近日公開予定です
しばらくお待ちください